2015/08/21

インナーチャイルド・インナーアダルト

先日、インナーチャイルドについての相談がありました。

インナーチャイルドというのは、自分の心の中に在る小さな子供(当時の記憶や感情)を、今の自分が扱っていく療法で、誘導瞑想などでよく使われている手法だったと思います。

 

昔、後輩からこんな質問を受けたんですよね。

「インナーチャイルドがあるってことは、インナーアダルトもあるんですかね?」

私はあると感じます。

調べたらちゃんとありました。

 

インナーアダルトとは「自分が自分自身を育てる側面」つまり、心の中の子供の自分に話しかけることができてその子供を成長させることができる自分の心の部分を「インナーアダルト」と呼ぶらしいです。

 

理解できます?

 

まあ解釈はいろいろあると思いますので、それぞれの団体に聞いていただければいいと思います。

 

 

心というのは、成長に従って細かく分離していきます。

ミラーボールみたいにね。

 

分離した心は、そのまま忘れ去られたり、心が危険を感じたときにサポートしたりと、それぞれがそれぞれの役目を担っています。

中には心を守るために分離して、心とかかわらないように閉じこもってしまうパーツなんかもあったりするわけです。

まるで心の痛みをすべて抱え込んで自分を隔離する、みたいにね。

 

それがその人の個性になったり、多面性になっていくわけですが、もしその分離した心を、心自体が嫌悪した場合、つまり心が嫌いな心の一部を切り離したような場合、これが自己嫌悪になったりします。

 

そのほかにも、心が傷ついてあまりにも痛すぎるから、痛みの部分を切り離して心の痛みを感じないようにする、ということもあります。

 

インナーチャイルドはこの切り離された心を再びくっつけるために、くっつけられなくても、せめてそこに心の一部があることを自覚するために行うんですよね。

 

わかりやすく言えば、四方がバラバラになったパズルピースをもう一度並べていく作業みたいなものです。

このバラバラになったパズルピース一つ一つがインナーチャイルドであり、パズルをはめる人がインナーアダルトということになるのでしょう。

 

ただ、意外と知られていないのが、インナーチャイルドには壁がある、ということです。

どうしてもピースがはめられない時があるんですよ。

 

それは「抵抗」があるときです。

人間だれしも「それだけはやりたくない」ことがありますからね。

インナーチャイルド自体は自分だけでもできますが、抵抗があるときは自分では越えられない壁になってしまいます。

こんな時にカウンセラーなどのサポートが必要になる、ということですね。

 

興味がある方は、本などもありますし、お抱えのカウンセラーなどに聞かれてみてもいいと思います。

 

ただ、向き不向きがありますからご注意くださいね。

 

コラムというより、心理学講座みたいになってしまいました(笑)

 

お粗末様でした<(_ _)>


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