2015/08/22

眠ることと無意識について

以前、ちょっとした集まりでとある話になったんです。

その方は、最近寝ても寝ても眠くて、ずっと眠いというお話でした。

 

まあそれが睡眠障害であったり、身体が疲れていたり、単なる寝不足だったりというのであれば普通のお話なのですが、この人の場合、ちょっと違っていたんですよね。

 

心というのは、気づきがあった跡や癒しの後に、勝手に整理を始めます。

イメージするならば、小指の先くらいのちっちゃな自分が3万人くらい出てきて、心の中の大掃除を始めてくれるわけです。

ただ、このちっちゃな自分は、無意識の時にしか活動しません。

 

ちっちゃな自分はちいさいおっさんとは違いますからご注意ください(笑)

 

では、どういった時が無意識なのか。

例えば、高速道路を長距離ドライブしているときや、ひたすら山道を登っているとき、長時間トイレにいるときや、ぼ~っとしているときなど、特に何かを意識せずに行動しているときなどは無意識といえるでしょう。

 

一番わかりやすいのが寝ているときですね。

眠っているときが一番無意識ですから、こんなときはちっちゃな自分は目いっぱい大掃除をしてくれます。

 

こうなると、もうとにかく眠くなります。

 

癒された時や大きな気付きがあった時、心が大きく揺さぶられた後などは、とにかく無意識は整理したがりますから、身体を何とか寝かせようとします。

すると、すごく眠ったように感じても寝たりない、そんな日が続いたりするんですよね。

 

もう一つ、眠くなるのが「抵抗がある」ときです。

誰だって聞きたくないことやそれだけはやりたくないことってあります。

そんな時に心は「抵抗」するわけですが、一番簡単な抵抗方法は「聞かないこと」なんですよね。

 

よくワークショップなどでも、聴きたくない内容の話になると、ぐっすり眠ってしまう。

なんてことはよくある話です。

私もよく寝るほうです(いや、だめでしょ)

 

眠気というのは、実はこころと密接な関係があったりするんですよね。

例えばうつ病の初期症状が不眠だったりしますからね。

 

最近では睡眠障害専門の病院があったりするなど、眠りの大切さが注目されています。

眠りを測定するスマホアプリもありますよね。

 

自分の眠りに注目してみると、今の自分の心の状態がもしかしたらわかってるかもしれませんよ。



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