「ない」ことを楽しむ
さて、写真に写っている木の棒ですが、これは何に使うのでしょうか?
実は、この棒には目盛が書いてあって、これで三線の指の練習をしているんです。
楽器が届くまでの応急措置なんですけどね。
なぜだかこの棒が家にあって、大きさもちょうど良かったので、毎日愛用しております。
ちょっとしたアイデアなんですよね。
昔から、仕事でもよくある事で、それほど予算のないところで仕事をしてたりしますと、どうしても必要なものが手に入らなかったりするんですよね。
でも、どうしても必要だからどうにかしないといけません。
仕方がないので、自分であるものを使って手作りする事になるわけです。
おかげさまで、あるものを応用して使う事が当たり前になってしまいました。
昔とある職場である機材が必要になったのですが、その機材がなんと10万円もしたんです。
仕方がないので、手元にある部品(1260円)と100円ショップの備品で作っちゃいました。
この棒だって、100円ショップで売っているものですからね。
ないものを嘆くより、あるものを応用する。
これは心のプロセスでも大切な事です。
ない事を嘆き、ないものを求めてばかりいても、今度はないものを手に入れることが目的になってしまい、本来の目的を間違えてしまったりします。
ないものはあるもので代用する。
そうして、最終的に「ない」そのものを「なかった」ことにしてしまえば、ない事には困らないでしょ。
まあ料理と同じですね。
料理も今ある食材と調味料で作っていくわけですが、ない食材はあるもので替わりにする、なんてことはよくある事ですからね。
「ない」ことを楽しめる。
それは人生が少し楽しくなる秘訣かもしれませんね。
まあ私はあまりにも手に入らなさすぎたので、結果として自分で工夫しなければいけなかっただけなんですけどね(笑)
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