セミナーについて考えてみる
現在連載している心理学講座に関するお話を一つ
東洋経済オンラインに
「セミナー・勉強会を崇める」残念な人の思考(2015年12月22日)
http://toyokeizai.net/articles/-/97627
という記事がありました。
内容は、セミナーや勉強会に参加することが目的になってしまって、努力しない、実生活に生かさない人が多い、という内容でした。
これはずっと以前からあったことで、私としてはそんな人もいてもいいという考え方です。
昔はこの著者と同じように、ちょっと批判めいていましたけどね。
でも、いろんな経験を積んで、私が感じたことなのですが、セミナーや講座などを運営していく場合、この「参加そのものが目的」の人が8割いないと経営が成り立たないのではないか、とね。
私は今年いろいろと講座を開催してきましたが、目的が「スキルを上げる」ことに重点を置いておりましたので、「参加が目的」の人がほとんどいませんでした。
いても一回限りで二度と来ませんでしたしね。
しかし、他のセミナーや講座に出向いてみると、やっぱり8割がたは「参加することが目的」の人たちで、本気で成功を勝ち取ろう、お金を稼ごうという人は少数派だったように感じます。
ですので、これも矛盾した話になると思うのですが、セミナーや講座の講師になりたければ、残念な思考の人たちをたくさん集めればいい、という結論になってしまうんですよね。
心理学講座「こころを成功に導いていくもの(こころの成功を手に入れよう〜6〜)」の中で、
http://counseling-ss.com/page.php?pid=84
とある起業セミナーに参加した人の話を書きました。
この記事に照らし合わせると、この起業セミナーの講師は「参加が目的」な人がいないセミナーのように感じます。
「参加が目的」を赦さない雰囲気とでも言いましょうか。
しかし、成功に大切なことの一つに「楽しむ心」というのがあります。
楽しませていない講師は、どれだけ実力があっても、優秀でも、ただのスパルタ塾になってしまい、その分成功者は増えますが、つぶれる人もまた同じだけの数に昇るでしょう。
今や一つの市場に成長したセミナー業界ですが、私はこの矛盾に気づいてしまい、そこにいること自体が苦痛になってしまったんですよね。
だから癒し業界をやめたくなるわけですよ。
まあただの負け犬の遠吠えですよ(笑)
まだまだ私の未来は混迷しております。
道筋が見えてくるまで、まだ時間がかかりますかねぇ。
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