2015/11/6

お世話になった人の事

今日、ふと昔お世話になった人のことを思い出していました。

その人は「車椅子のカウンセラー」といえば知っている人も多いかもしれません。

その人には、講座の作り方やアイデアの活用法、サポートの仕方などを教わりました。

プライベートでも何度か食事をしたりしましたね。

忘れられない出来事が2つ。

一緒に食事に行った時ですが、その人はまあ食べる人で、

カレーは飲み物」という食べ方をして、デザートをあっという間に飲み干した(ケーキだったんですが、表現が「飲む」が一番適していました)り、まあびっくりしたのをおぼえています。

もう一つ覚えているのが、その人がはじめて単独でセミナーを開催することになった時です

私はお手伝いで参加していたのですが、開始直前になって、私のそばまで来て、私の手を握って笑いかけてきたんです。

私はびっくりしました。
この人は何をしているんだろう、とね。

今ならその気持ちは理解できます。
ただ、当時はまだカウンセラーにもなっていない時期でしたので、手を握った意味が分からなかったんですよね。

今となっては、あのときの事を聞く事もできなくなってしまいましたが。

去年、その人がなくなった連絡を受けたとき、私は和歌山にいました。
現場を離れる事もできず、ただ、呆然と立ち尽くしていたのを思い出します。

それよりも、なぜ突然思い出したのでしょうね。

特に何かがあったわけではないんですけどね。

でも、ふと感じたのは、もし、私が消えていなくなったら、私の事を知っている皆さんには、楽しかった事だけを覚えておいてほしいな、と。


もちろん私のせいで嫌な思いをした人もたくさんいますから、そんな人は「ざまあみろ」とか「別に」と思う事でしょう。
それはそれでかまいません。


しかし、私は泣かれるよりも笑われた方がいいですからね。

その人との思い出に出てくる顔は、いつも笑っていました。

私もそんな風に、笑っている顔を思い出してもらえるようなら、本望といえるでしょうね。

そんな風に人と関わっていけたらいいなぁ、としみじみと感じました。

 


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