音楽とこころ
ここのところ、毎日のように懐かしい音楽を聴かされております(笑)
どれくらい懐かしいかというと、だいたい80年代から90年代の音楽ですね。
私たちの世代にとっては、いわゆる青春時代の音楽となります。
音楽と記憶は密接な関係があって、やっぱ聴いただけで当時にポンっと心が戻っちゃいますね。
その当時に自分に起こった出来事が楽しい事なら、楽しかった思い出が、つらい出来事ならばつらい思い出が、当時の感覚と共に戻ってきます。
例えば、失恋した時に聴いていた曲がそのまま記憶されちゃうと、
その曲=失恋
という記憶になって残ってしまうかもしれません。
そうなると、その曲を聴くたびに失恋の時の痛みやつらさがよみがえってきて、今まさに憂鬱になってしまう。
なんてことは、皆さんにもありませんか?
毎年かかる山下達郎の「クリスマスイヴ」なんかがその曲だったら、毎年心が痛んじゃうわけですよね。
それくらい音楽とこころと記憶には密接な関係があるわけですが、ここで一つ注意事項が!
確かに記憶によってこころは痛みや悲しみを感じます。
その痛みや悲しみは「今」感じていることなのですが、実際には遠い昔に感じたものであって、「今」あるものではないわけですよね。
こころに刻まれた「記憶」は、記憶された時と似たようなショックやシチュエーションがあると、
さも今それを感じているような感覚になってしまうわけです。
でも、これは「今の感覚」ではなくて「当時の感覚」なんです。
それがわかってくると、時間はかかっても「あのときはああだったなぁ」などと感慨にふけることもできるわけです。
そうならない時は、当時の痛みが癒されていないことを意味しているかもしれませんので、その場合はきちんと自分のケアをしてあげたほうがいいかもしれませんね。
もしくは、新しく楽しい記憶を上書きするのもいいかもしれませんね。
音楽は心のくすり
という言葉を最近耳にしました。
皆さんも良い音楽を聴いて、こころの滋養に心掛けてくださいね。
さささ、今日は三線のお稽古ですよぉ(笑)
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