2016/1/17

21年前(2)

この内容は、昨年1月にメーリングリストで連載したものです。

 

 

余談ではありますが

 

2015年1月19日

 

TBS系列で

 

テレビ未来遺産 ORANGE 1.17 命懸けで闘った消防士の魂の物語

 

といドラマがありました

 

 

 

オレンジとは、救急隊員の服の色の事です。

 

 

 

阪神大震災で活動した特別救助隊のお話です。

 

 

 

元々は舞台だったのですが、反響があり、テレビドラマ化となったそうです。

 

 

 

当時宝塚市では、人口20万人に対して、救急車が4台しかなかったと聞いています。

 

経費削減の最中だったんですよね。

 

 

 

そのタイミングであの地震ですからね。

 

 

 

伊丹市は自衛隊と災害協定を結んでいて、全く連絡がつかなくなった状態で、伊丹駐屯地の自衛隊員が独自の判断で救助にあたったそうです。

 

 

 

尼崎市では、60億円の費用を投じて、防災用の施設を建設していたんです。

 

ずいぶんと周りからはたたかれたそうで、「そんな無駄なものにお金を使って」といわれていたのが、いきなり役に立ったそうです。

 

 

 

さて、神戸市では。

 

 

 

当時、神戸市には約1000人の消防隊員がいたそうです。

 

 

 

人口150万人に対してですよ。

 

 

 

多いか少ないか、それは皆さんの感性にお任せします。

 

 

 

ただ、神戸市だけでも被災者は100万人近くなります。

 

 

 

そこから先は、みなさんテレビでもご覧になったことでしょう。

 

 

 

このときの幾人かの消防隊員たちが、のちに仕事ができなくなるという問題が発生したんですよね。

 

 

 

PTSDです。

 

 

 

日本で大々的に取り上げられたのは、このときからなんですよね。

 

 

 

震災は、たくさんの事を私たちに教えてくれました。

 

 

 

ボランティア元年といわれ、ボランティア意識が高まったのもこのときからですし、心の問題がクローズアップされたのも、震災からなんですよね。

 

 

 

日本のカウンセリングの環境が大きく変わったのも、このときがスタートかもしれませんね。

 

 

 

続きます。